なぜこんな山の中にご先祖様は住み始めたのかな?
バスは来ない。お店も無い。自動販売機すらない。昼は鳥の声、夜は虫の声しかしない。
母は1時間かけて歩いて小学校に通っていたらしい。
夏休み1か月間くろんたの祖父母の家で過ごしていた私は、それなりのベッドタウンの自宅と、くろんたのギャップを感じながらも、こんな田舎すぎるふるさとがあることを、だれにも表現できないけれど、一人心の中で自慢に思っていた。
この場所で、米を作り大豆からみそやしょうゆを作り、野菜を育て、川で魚をとり、牛や鳥を育て、一昔まで、ほぼ自給自足で暮らしてきた祖父母。
何もないんだけれど、すべては本当はここにあるような、そんな気がしていた。
そんな祖父母が亡くなり、ぽかんと広く空いた家、静まり返った山。
そうか、受け継がないと、なくなってしまうんだ。
そう思ったとき、この会を立ち上げることを思いたちました。
くろんたがこれから先も、楽しい思い出が刻まれる場所であってほしい。
心の拠り所となるような、みんなのふるさととして愛され続けてほしい。
この会は、そんな思いで立ち上がりました。
○これからの活動予定○
★今より少しだけ住みやすくなるために・・・
① くろんた内外のこども、大人、お年寄りの居場所作り。
・空き家を活用したコミュニティスペース作り。
・地元のものを販売する小さな商店か移動販売車。
② 産業作り
・和綿、こんにゃく、黒アズキ、など特産品づくり。栽培・商品開発・ブランド化。
・農業体験等の開催。
★訪れた人に黒新田を好きになってもらうために・・・
① 観光と体験のための森や畑、施設の整備。
・桜園など癒される森、探検できる遊びの森、体験できる学びの森を整備。
・空き家を活用した、田舎料理体験や、特産品を使った体験、
外部講師を招いてのセミナーなどが開催できる施設作り。
② 地元の子供たち、企業等と一緒になってできる活動作り。
・黒新田をフィールドに地元の学校や企業と協力しながら、一緒に作り上げる活動を行う。
③ 黒新田の自然を生かしたイベントの開催(棚田の音楽祭など)